MRFって証券会社でお金の出し入れするとき使えるけど、あれってどういうことなの?
MRF(マネーリザーブファンド)は投資信託の一種ですが、証券会社にお金を入れると自動的に買われることがあります。
入金したいだけなのにMRFを購入することになるので、はじめは「え? お金いれたいだけなんだけど!」となりますね。
今回は普通預金とMRFのお金の流れを説明していきます。
銀行口座の普通預金の仕組み、キチンと言える?
MRFは証券会社版の普通預金です。
金利が低いかわりに入出金がいつでも自由にできる点が同じですね。
ただ、MRFは「商品を買う」で普通預金は「お金を預ける」です。
ここで感覚的に「?」となります。
そうそう。「商品を買いたい」んじゃなくて証券口座に「お金を預けたい」だけなのよ
「お金を預ける」っていうけど、普通預金のお金がどうなってるか言える?
普通預金はみなさんしていますよね?
普通預金について、意識しないと「お金を預けて、自由に引き落としできる場所」の認識になります。
財布のような感覚ですね。
実はこの普通預金は私たちが知らない間に運用されているんです。
え? 銀行が金庫にしまってるんじゃないの?
銀行は普通預金としてみんなからお金を集めます。
この集めたお金を企業などに利子をつけて貸すことで銀行は利益を得ています。
また貸しで儲けているってこと!?
言い方悪いけど、そうだね
銀行は引き落とし用に一部のお金を残し、多くのお金を企業へ貸し出しているんです。
MRFも仕組みは同じ
普通預金の仕組みはわかったけど、MRFと何の関係があるの?
「預ける」を「買う」に置き換えると、やってることはまったく同じなんだ
証券会社はMRFとしてお金を集めます。
この集めたお金を株式や債券で運用することで利益を得ます。
やってることは普通預金もMRFも同じ気がしてきたわ
ちょっと語弊はありますが、MRFで証券会社がやっていることも普通預金で銀行がやっていることと同じようなものです。
銀行は「お金のまま」運用をしますが、証券会社は「MRFに置き換えて」運用をしているのです。
MRFに置き換える関係で「預ける」じゃなくて「買う」になってるんだよ
まとめ
証券会社にお金をいれるとMRFを買うことになる問題についてのお話でした。
「お金を預ける」と「商品を買う」で言葉に違いがあるため、感覚的に「?」となりますが、実際に使ってみると「預ける」と「買う」の違いはあまり感じません。
MRFは普通預金と同じ感覚で使えますよ。
むしろ使っていると「預ける」と「買う」の違いより、「MRFはクレジットカードの引き落としに使えない」とか実際に使っていく上での違いの方が気になってきますね笑