株式投資てスキマ時間でできるからよさそうね
トンデモナイ!株式投資は時間のかかる投資だよ!
株式投資は忙しいサラリーマンでもスキマ時間でできる副業として人気です。
本当にスキマ時間でできるのでしょうか?
実際にやってみて感じた忙しさを、株式投資をやっていたころのタイムスケジュールをもとに紹介しますね。
Contents
株式投資をやっていた頃のタイムスケジュール
7:00 起床
- 朝食をとりながら日経新聞をチェック
- 取引を考えている銘柄の企業情報を確認
8:30 出社
- 業務
9:00 取引市場オープン
- トイレで株価を確認、注文設定
12:00 昼休み
- 昼食をとりながら午前の取引を確認
- 新しい経済情報が出ていないかチェック
- 取引を考えている銘柄の企業情報を確認
- 午後の取引に向けて注文設定
15:00 取引市場クローズ
- 注文が通ったか確認
18:00 退社
- その日の利益、損失確認
20:00~ 帰宅後
- 今日の取引内容を記録
- 明日からの取引について検討
- 銘柄のリサーチ
- 株式手法の勉強
24:00 就寝
- 明日の取引に備えて寝ます
だいたいこんな感じのスケジュールだったかな
なんだか忙しそうね
事前に「買う条件」や「売る条件」を設定できるシステムトレードを利用していたため、株式の取引は仕事中でもできます。
平日は本業の裏でガンガン取引をしていましたね。自分のお金が増えているか減っているかを気にしだすと、本業に支障が出るくらい気になります。気になりすぎてトイレで慌てて確認したこともありました。
休日は取引市場が開いていないため自由かというと、銘柄のリサーチや勉強をやる必要があるため、完全な自由時間ではありません。だいたい休日も平均2〜3時間くらいは株式取引に時間をとられていましたね。
株式取引には自分のお金がかかっていて、勉強しないと資産が減ってしまうので「勉強しなきゃ!」と追い詰められて勉強する感じでした。気が休まりません。
たしかに取引自体はスキマ時間でできるんだけど、勉強や銘柄のリサーチにすごい時間がかかったよ
株式投資をしてみて分かったこと
思ったより忙しい
サラリーマンは平日の昼間は仕事がありますが、取引市場が開いてるのは9時~15時なので、被っています。
取引がどうなったかが気になってしまうと、本業の仕事中にどうしてもコッソリと市場をチェックするしかないため業務に支障がでてしまいますね。
本業の仕事が終わった夜も、取引市場は開いてませんが、取引をうまくやるために株式の勉強や銘柄のリサーチをしなければならないためヒマではありませんでした。
はじめた頃は勉強も取引も楽しかったのですが、だんだん新鮮さがなくなってくると精神的、時間的拘束がキツくなっていきましたね。
そこまで儲からない
半年間ほど上記の生活を続けていましたが、私の得たリターンは+10%ほどでした。
運用資産も少なかったので、時給に換算すると100円くらいでしたかね。
時給100円てヒドいわね
マイナスになることもあるからね。それよりはマシだったかな
時間が取られる
「スキマ時間でできる」は「勉強やリサーチをしないで、運だけに頼って取引するなら」の前提条件がつきます。
運に頼るのではなく、準備をして取引する場合はかなりの時間を取られます。
そもそもですが、ここ30年くらいの日本市場は、市場で取引される株式のうち80%前後を銀行や法人の資産運用部門など、運用を仕事にしているプロが運用しています。(参考 株式分布調査結結果http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/examination/nlsgeu000001q8j8-att/j-bunpu2015.pdf P5 部門別投資家割合 参照)
副業投資家が市場で勝つためには、取引市場の8割を占めているプロと勝負できるレベルにならないといけないのです。片手間でやっても運に頼って勝つしかありません。
さらに、取引市場の残り2割の個人投資家の中には専業として投資をしている方もいます。副業で株式投資をするためには、本業と同じくらい努力をしないと運以外で勝負にならないんですね。
まとめ
私の経験をもとに株式投資の大変さについてお話ししてみました。
私はもっとうまくやれるわ!
うん。うまくやれる人はたくさんいると思うよ
私はうまくやれませんでしたが、もっとうまくやれる人はたくさんいると思います。私は忙しい生活はイヤなので止めました(笑)
いろいろ試してみて、自分の性格や生活スタイルにあった資産運用を見つけてくださいね。