アセットアロケーションをどうすればいいか全然わからないわ!
20年分のデータを元にリスク・リターンを出してみたよ
アセットアロケーションは本当に迷いますよね。
そこで今回は、1997年7月〜2017年6月のデータをもとに色々なアセットアロケーションのリスクとリターンがどうなるか計算してみました。
アセットアロケーションを決める上で参考にしてください。
Contents
バランスファンドを利用する
まずはバランスファンドのリスク・リターンを見てみよう
販売しているバランスファンドのアセットアロケーションを見てみましょう。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
世界経済の時価総額をもとに国別の資産を決めるファンドです。
株式と債券の割合は50:50です。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
国内の株式・債券・不動産、先進国の株式・債券・不動産、新興国の株式・債券の8資産を均等に運用するファンドです。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド+eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
運用資産の50%ずつを使って、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を買った場合のアセットアロケーションです。
日本で暮らすから半分は国内資産にしたい
資産の半分を日本で持つよ
日本で生活を続ける予定であるため、日本の資産を多く持とうと考えた場合のアセットアロケーションです。
日本で暮らす(バランス型)
株式と債券を50:50の割合で持った場合のアセットアロケーションです。
日本で暮らす(積極型)
株式と債券を70:30の割合で持った場合のアセットアロケーションです。
日本で暮らす(安定型)
株式と債券を30:70の割合で持った場合のアセットアロケーションです。
人的資本・年金は国内資産だから海外資産のみにしたい
国内で働くし、年金は国内資産多めだから全額を海外資産にするよ
日本で働いている場合、お給料は日本円でもらいます。つまり自分自身を資産と見た場合、自分は国内資産です。
また、毎月納めている年金も多くは国内資産で運用されています。
国内資産は自分と年金だけで十分とし、海外資産のみを買うアセットアロケーションです。
人的資本・年金は国内資産だから海外資産のみにしたい(バランス型)
株式と債券を50:50の割合で持った場合のアセットアロケーションです。
人的資本・年金は国内資産だから海外資産のみにしたい(積極型)
株式と債券を70:30の割合で持った場合のアセットアロケーションです。
人的資本・年金は国内資産だから海外資産のみにしたい(安定型)
株式と債券を30:70の割合で持った場合のアセットアロケーションです。
不動産はいらないから伝統資産だけあればいい
不動産を使わないパターンだよ
伝統資産と呼ばれる株式・債券のみを取り扱うアセットアロケーションの例です。
伝統資産のみ運用(6資産均等)
6資産を均等に割り振った場合のアセットアロケーションです。
伝統資産のみ運用(新興国おさえめ)
リスクの大きい新興国資産の配分を抑えた場合のアセットアロケーションです。
新興国はリスクが大きいからいらない
リスクの大きい新興国を削ったよ
組み込むとリスクの大きくなる新興国資産をいれないアセットアロケーションの例です。
新興国はリスクが大きいからいらない(6資産均等)
6資産を均等に割り振った場合のアセットアロケーションです。
新興国はリスクが大きいからいらない(不動産おさえめ)
リスクの大きい不動産の配分を抑えた場合のアセットアロケーションです。
有名投信ブロガー
有名な投資信託ブロガーのアセットアロケーションだよ
有名なインデックス投資家ブロガーのアセットアロケーションです。
梅屋敷商店街のランダムウォーカー
「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」の水瀬ケンイチさんのアセットアロケーションになります。
リスク管理は国内債券で行い、安定してリターンが出ている先進国株式を重視しつつバランスよく資産を配分しています。
吊られた男の投資ブログ(インデックス投資)
「吊られた男の投資ブログ(インデックス投資)」の吊られた男さんのアセットアロケーションになります。
将来がどうなるかは不明であるため、国内株式・先進国株式・新興国株式で3分割。
33.3%と中途半端になるのがイヤで3:4:3にしたとコメントしていました。
このアセットアロケーション以外に生活防衛資金と奥さんの資産(内訳不明)で家計は成り立っています。
著名人
インデックス投資界隈で有名な人のアセットアロケーションだよ
山崎元
経済評論家の山崎元さんが「ホンネの投資教室」で語ったアセットアロケーションです。
人的資本を債券に見立て、全力で株式に投資しています。
内藤忍
マネックス証券創業者の一人である内藤忍さんが金融系雑誌ダイヤモンドZaiで語ったアセットアロケーションです。
国内REIT・海外REITの割合は「REIT、コモディティなどを20%」と紹介されていたので、国内REIT・海外REITを10%ずつ持った場合で計算しました。
バランスよく資産が配分されていますね。
朝倉智也
投資信託の評価機関であるモーニングスター社の社長である朝倉智也さんが著書「30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと」で紹介したアセットアロケーションです。
人的資本や年金を国内資産と考え、海外のみに投資しています。
かなりリスクを取ったアセットアロケーションですね。
年金
ぼくらが納めている年金のアセットアロケーションだよ
最後にご紹介するのが、私たちが納めている年金に関するアセットアロケーションです。
年金は紹介するアセットアロケーションをもとに運用されています。
年金積立金管理運用独立行政法人
年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人の公式ホームページはこちらです。
まとめ
アセットアロケーションのサンプル集でした。
資産割合とリスク・リターンをまとめてみると、なんとなくイメージがついたのではないでしょうか?
この中から一番リターンが高くてリスクが低いヤツを選べばいいのね!
あくまで過去20年のデータだから、今後20年も同じになるとは限らないよ
紹介したリスク・リターンは1997年7月〜2017年6月の20年間のデータをもとに作成したリスク・リターンになります。抽出する期間によってリスク・リターンは変動しますので、将来の値動き約束するものではありません。
あくまで参考情報程度と考えてくださいね。
このサンプル集があなたのアセットアロケーション決める上で参考になれば幸いです。