投資信託って毎日けっこう値段がかわるのね
値段がかわる理由を説明するね
投資信託は価格が毎日変わります。
いろいろな株式や債券の集まりである投資信託は、多くの価格変動要因の影響を受けるため、上がるか下がるかは複雑です。
今回は投資信託の価格が変わる6つの要因について説明していきますね。
株価変動リスク
投資信託が運用してる株式の価格が変動するリスクだね
購入した投資信託に含まれている株式の価格に変動があれば、投資信託の価格にも影響があります。株価が下落すれば投資信託の価格も下がるんですね。
株価は企業の業績、経営や財務状況、その企業の業界動向やニュースなどで変動します。
為替変動リスク
投資信託が運用してる資産が海外資産だった場合に影響するリスクだね
購入した投資信託に海外資産が含まれている場合、価格が変動するリスクです。投資先の通貨について円高になれば投資信託の価格は下がります。
為替は各国の経済状況や政治情勢により変動します。
金利変動リスク
特に債券に影響があるリスクだよ
金利の変動によって、商品の価値が変動するリスクです。
債券は購入時点で金利が決まっていますが、満期前に売買することが可能な商品です。取引市場全体の金利があがっていると債券の価格は下がります。持っている債券を売って、別のもっと良い商品を買いたいと考える人が出るためですね。
金利は経済全体の状況や政治情勢により変動します。
流動性リスク
商品が売買できるかのリスクかな
投資した商品の市場規模が小さい場合、商品を売りたくてもても売れないリスクがあります。
売れたとしても、安く買い叩かれてしまうリスクもありますね。
信用リスク
ちゃんと商品の発行元が倒産しないかのリスクかな
取引がキチンと行われないリスクです。
商品を発行した取引相手の財政難などにより取引がキチンと成立しないリスクを指します。
投資信託に組み込んでいた株式や債券が紙くずになる恐れもあるため、信用リスクが顕在化すると投資信託の価値は減少します。
信用リスクは、先進国より新興国の方が高いよ
カントリーリスク
商品の発行元がいる国のリスクかな
商品を発行した取引相手がいる国の経済状況、戦争や災害により取引相手のリスクとは別に、所属する国全体のリスクのことです。政治方針により取引が規制されるリスクや税制の変更により予定していた取引ができなくなるリスクも含みます。
紛争のある国だと、企業のガンバリに関係なく価格が大きく変動しちゃうね
まとめ
リスクについてのお話でした。
回避できる? | 影響内容 | |
---|---|---|
株価変動リスク | × | 価格変動 |
為替変動リスク | × | 価格変動 |
金利変動リスク | × | 価格変動 |
流動性リスク | ○ | 取引不可 |
信用リスク | ○ | 取引不可 |
カントリーリスク | ○ | 取引不可 |
株価変動リスクや為替リスクは取る必要があるリスクですが、信用リスクやカントリーリスクは安定した国の信用できる企業と取引するなどして、回避できるリスクになります。
取るべきリスクと取らなくていいリスクを見極めて、なるべくリスクは抑えて投資は行うようにしましょうね。