生の声！インデックス投資のデメリットとその対策！

インデックス投資について勉強していると、いいところにだけ目がいってしまいます。

わたしがインデックス投資をやっていて、実際に感じたデメリットについて説明しますね。

毎年かならずプラスになるわけではない

インデックス投資はリスクをとってリターンを得る、「投資」の一種です。

必ず毎年プラスになるわけではありません。

インデックス投資を勉強していると、毎年すこしずつ確実に増えていくイメージになります。

しかし、インデックス投資は「投資」ですので必ず増えるわけではありません。

指標に連動＝経済全体の成長により資産を増やす投資がインデックス投資になります。

金融危機が起きて、経済全体が縮小すれば資産は減少します。

経験談ですが、わたしはインデックス投資をはじめてから１〜２年目の運用益がずっとマイナスでした。

インデックス投資をはじめた年に、世界的金融危機のリーマン・ショックが発生し、世界全体の経済が縮小したためです。

毎月コツコツと貯めていたお金はドンドン減り、ピークでマイナス20万円まで損失を出しました。

「投資なんかしないで貯金しておけばよかった」と後悔しましたね。

他人のお金であれば「大変だね。でもそのうち上がるよ。」で済みますが、実際に自分が働いてコツコツ貯めたお金がドンドン減っていくと「ぐぁー！やめてー！え？このまま下がりっぱなしってことはないよね？」となります（なりました）。

後悔しながらも勉強した内容を信じて、コツコツ貯め続けることで3年目からは運用益がプラスとなりました。

インデックスファンドの価値が下がっている間にコツコツ積み立てていたおかげで、プラスになったときは大化けしましたね。

毎年かならず増えるわけではない点、しっかり意識してください。

貯金ほど自由にお金を引き出せない

インデックス投資では投資信託を利用します。

投資信託はみんなのお金を集めて株式や債券の売買をする仕組みです。

そのため、集めたお金は現金ではなく株式や債券になっています。

あなたが「投資信託を解約して、お金にしたい」となると、投資信託内で株式や債券を現金化してからあなたに返すことになるんですね。

解約を申し込んでから、お金がもらえるまで最低3営業日程度かかります。

商品により日数は異なりますが、貯金のように即日ではない点に注意してください。

使うかもしれないお金は貯金で残しておいてください。

インデックス投資は必ず使う予定のないお金を積立してくださいね。

経済の勉強をしなくなる

インデックス投資をやる前はFXをやっていました。

FXをやっていたころは、生活にあまり関係しないニュース（米国の雇用統計など）をネットやアプリで積極的に集めていました。

インデックス投資をはじめてからは、経済ニュースは気が向いたら見る程度になりましたね。

個別株式やFXをやっている人に比べ、経済ニュースへの関心が薄くなります。

投資をしない方と同レベルになるだけなので、あきらかなデメリットではないですが参考にしてください。

使えるお金が増えない

インデックス投資は、毎月つみたてで資産をコツコツ増やす投資手法になります。

積み立てているお金は複利で運用するため、積み立てたままになります。

必要なときのために、まとまったお金を作っておくイメージですね。

生活する上で使えるお金が増えるわけではない点もデメリットといえばデメリットです。

まとめ

インデックス投資のデメリットについて説明してみました。

特に「必ず儲かるわけではない」点はカン違いしがちなので気をつけてください。

インデックス投資は必ず毎年もうかる「魔法」ではなく、長期的に見れば高い確率で勝てる「投資」になります。

自分のお金がどれくらい減っても耐えられるか、真剣に考えてからインデックス投資は始めてくださいね。