インデックス投資で利益が出せる3つの理由

インデックス投資は「インデックスファンド」に投資をする投資手法です。

インデックスファンドは「経済指標」に連動するファンドで、言わば「平均点を取り続けるファンド」です。

「平均点を取り続ける」のに「利益が出る」って不思議じゃないですか？

メガバンクの金利が0.01％以下の時代に、「平均点を取り続ける」だけで5％前後のリターンが出せるインデックス投資のお金が増える仕組みについてお話しますね。

理由１ファンド自体が値上がりする

投資による収益はインカムゲインとキャピタルゲインに分けられます。

インデックス投資ではキャピタルゲインを狙います。まずはインカムゲインとキャピタルゲインについて説明しますね。

インカムゲイン

金融商品をもっているだけで発生する収益です。
銀行の利子、投資用マンションの家賃収入はインカムゲインになります。

キャピタルゲイン

金融商品を売却したとき、購入費との差額で発生する収益です。
「○○株が高騰し、500万の利益が出ました！」はキャピタルゲインによる収益ですね。

インデックス投資ではファンドの値上がりによるキャピタルゲインで収益を狙います。ファンドを買ったときより高い値段で売ることでリターンを得るんですね。

経済は世界全体で毎年4%ほど成長しています。インデックスファンドは経済と連動する指標をもとに運用しているため、安定した上昇が見込めます。

理由２複利の効果で雪だるま式にお金が増える

インデックス投資では、再投資による複利の効果を利用します。

インデックス投資ではファンドの運用収益は受け取らず、増えたお金で再度インデックスファンドを買い増していきます。

インデックス投資では増えたお金でインデックスファンドを買います。ファンドの利益が出るたびに、元本がすこしずつ増えていくイメージになります。

年間リターン5％のファンドを10000円購入した場合の値動きを見ていきます。
青軸がファンドのリターンを受け取らずに再投資した値動き、赤軸がファンドのリターンを毎年うけとった場合の値動きになります。

2年目は青軸も赤軸も10000円に5％のリターンをあわせて10500円になります。

続いて、3年目の値動きを見てみます。

3年目のリターンでは赤軸が10000万円の5％を2年目、3年目の2回受け取っているため合計11000円になります。
青軸では2年目が10000円に5％うわのせで10500円、3年目が10500円に5%うわのせで合計11025円になります。
少しですが、金額に差がでましたね。つづいて10年後を見てみます。

続いて、一気に40年後を見てみます。

40年後には複利と単利で大きく差がついていることが分かります。

インデックス投資では複利の力を利用し、ファンドの金額を増やした上でファンド売却によるキャピタルゲインを狙います。

理由３コストが安い

インデックスファンドとよく比べられるのがアクティブファンドです。

インデックスファンドは単純に指標に連動するのに対し、アクティブファンドは企業調査や市場分析を行い、経済指標より高い成果を出すことを目的としたファンドです。

インデックスファンドもアクティブファンドもファンドの値上がりを狙う点、複利の力を利用できる点では同じです。

しかし、アクティブファンドには大きな欠点があり、市場調査や企業分析が必要になるため運営費が高くなり、結果的に投資家が支払うコスト（手数料）も高くなります。

リターンはプラスになるか不確実ですが、コストは確実に発生するマイナスです。そのため、アクティブファンドを使うよりもインデックスファンドを使う投資の方が利益が出やすいんですね。

まとめ

インデックス投資で利益が出る理由についてのお話でした。

インデックス投資では世界経済の成長率を複利の力を使って伸ばすことにより利益を出しています。さらにコストを抑えることで利益を出しやすいようにしている点も大事ですね。

超低金利の今だからこそ、銀行に預けているよりも資産は運用した方がおトクです。
資産運用をしているかしていないかは、あとで大きな差になります。

特にインデックス投資は始めるハードルが低く、手間もかからないのに長期で見ると期待リターンが大きいので投資初心者の方におすすめできますよ！