まとまったお金が入ったけど、このお金ってどうすればいいのかしら?
すぐに使う予定がないまとまったお金が手に入った場合、普通預金に預けているだけではもったいないと思いますよね?
予定が決まっているなら、普通預金にあずけておけばいいですが、予定がないとお金の扱いに困ることがあります。
使う予定のないまとまったお金をどうすればいいか、お話ししていきますね。
生活防衛資金は必ず残そう
寝かせておくにはもったいないし、運用したいわ。まとまったお金が入ったけど、どれくらい運用に回せばいいのかしら?
どれくらいの割合を貯金に残すのか、資産運用にはどれくらいお金を回せばいいのか、基準がないから見当がつかないですよね。
資産運用をするときは「生活防衛資金」の考えを念頭に、どれくらい貯金を残すか決めるといいですよ。
生活防衛資金を残して、あとは全額を投資に回していいよ
生活防衛資金ってなに?
生活防衛資金は自分や家族の生活を守るために保険として残すお金です。
自分のいまの1ケ月の生活費を算出し、その生活費をもとに残すお金の金額を算出します。残すお金の目安と効能は以下の通りです。
- 3ヶ月分:最低ライン。怪我の治療など突発的な出費に対応できる
- 6ヶ月分:病気や怪我で入院や自宅療養になっても耐えられる
- 1年分:失業しても余裕をもって就職活動できる
- 2年分:上限ライン。トラブルが重なっても対応できる
毎月の生活費が20万円かかる人であれば、最低60万円、最高240万円は生活防衛資金として、資産運用する資金とは別に残すようにしましょう。
生活防衛資金は必ず残すようにしよう。詳しく知りたい方は「生活防衛資金の記事」を読んでね
生活防衛資金以外は資産運用に回してOK
生活防衛資金以外は運用に回していいの?一気に投資したほうがいいのかしら?
生活防衛資金以外は運用に回していいよ。一気に投資するかどうかは要検討かな
生活防衛資金を確保し、残ったお金は資産運用に回していいことがわかりました。
残ったお金ですが、一気に全額を資産運用に回していいのでしょうか?それとも何か運用のコツがあったりするのでしょうか?
残ったお金の運用方法について見てみましょう。
全額一括投資?わけて投資?
効率性だけをもとめるなら、一括投資がいいよ
まとまったお金は全額を一気に投資すべきか、それとも時間をわけて投資したほうがいいのか、迷いますよね。
効率だけを追求するのであれば、全額を一気に投資するほうが経済合理性は高いです。
運用資産が上がるか下がるかは投資をしてみないとわかりませんが、投資しないと上がらないことは確実です。
投資をしない限り、儲けるチャンスを失う機会損失が発生してしまうんですね。
この「機会損失」を最小限に抑えるため、効率性だけを重視するなら、最初から全額を資産運用に回す運用が最も経済合理性の高い運用方法になります。
合理性と感情論
ストレスになるなら、無理のない範囲で少しづつ投資するといいよ
全額一括投資が合理的なのはわかりましたが、オススメできる投資方法かと言われればそうでもありません。
資産を投資に回すということは、自分のお金が毎日増えたり減ったりする状態になるということです。
投資をしたことがない人なら「貯金で増える」「使ったら減る」以外は経験していないはずですので、自分と関係のないところで資産が増減する感覚にまずは慣れる必要があります。
「わたしはお金が増減しても絶対に動揺しない!」という方なら最初から全額投資してもいいかと思いますが、私も含めた普通の人は、少額から始めて、資産が増減する感覚に慣れていった方がストレスが少ないのでオススメです。
運用に回せるまとまったお金の10%ずつを毎月積み立てるなど、少しずつ運用額を増やすルールを決めて、感覚に慣れていきましょう。
まとめ
まとまったお金が手に入った時の運用方法についてのお話しでした。
普通預金にそのまま入れていてもいいですが、うまく運用すればまとまったお金をさらに増やすことができます。
お金を増やしたい人は、自分がどれだけ損を出しても良いかを意識しながら、上手に資産運用してくださいね。