個人投資家が投資しやすい金融商品を見てみよう

「資産運用したい」と思い立っても、そもそもどんなどんな投資商品があるのか最初はわからないですよね。

この記事では個人が投資しやすい金融商品について紹介していきます。

どんな商品があるかひとつひとつ見ていきましょう。

株式

株式会社が発行する株式は「投資」といえば真っ先に名前があがる金融商品で、株式会社が資金集めのために発行する商品になります。

株式会社は株式を買ってもらったお金で事業を行い、儲かったお金の一部を配当金や株主優待として投資家に還元します。

債券

債券は売買できる借金の借用書です。

お金を集めたい機関が「○日後に□円の利息をつけて返すから、お金を貸してください。」と発行します。

期限が決まっていることと、返ってくるお金があらかじめ決まっていることから、株式よりローリスク、ローリターンの商品になっています。

国が発行したら国債、県などの地方自治体が発行したら地方債、会社が発行したら社債となります。

投資信託

投資信託は、投資家のお金を集めて株式や債券を購入する金融商品です。

投資家は出した金額に応じて、利益を受け取ることができます。

ETF

ETFは「上場投資信託」の略です。
投資信託を証券取引所で取り扱えるように上場させた商品ですね。

株式と投資信託の両方の特徴をあわせ持っていて、株式のようにリアルタイムに取引できる反面、売買手数料がかかるなど通常の投資信託とは細かい点が違います。

REIT

REITは不動産版の投資信託です。

投資家から集めたお金で不動産を経営し、得られた家賃収入を投資家に分配する仕組みになります。

FX

FXは外国為替証拠金取引の略で、2種類の通貨の値動きで差益を狙う金融商品になります。

FXは通貨の両替を利用してお金を増やすことを目指す金融商品です。

たとえばドル-円の組み合わせの場合、1ドル100円のタイミングでドルを購入し、1ドル110円のタイミングでドルを売却できれば、110円-100円で差額の10円の利益が手に入ります。

逆に1ドル100円で購入したドルを1ドル90円のタイミングで売ってしまえば90円-100円で10円の損失が出ます。

FXの基本は、この「2通貨を組み合わせて、どのタイミングで売買するか」だけになります。

FXにはレバレッジという仕組みがあります。
レバレッジは「テコ」の意味で、文字通り「テコの原理」を利用できる仕組みになります。

レバレッジを利用し、たとえばレバレッジ10倍の取引をすると100円しか入ってない口座でも1000円までの取引ができるようになります。

レバレッジ10倍では、100円あれば1ドル100円のときに1000円分のドルが買えるため、10ドルを購入することができます。

1ドル110円になったタイミングで売却ができると、1100円-1000円で100円の利益になります。

レバレッジ10倍を使うことで利益が10倍になり、10円だった利益が100円になるんですね。

逆に1ドル100円のときに10ドルを買い、1ドル90円のタイミングで売ると900円-1000円で、元手の100円はすべてなくなってしまいます。

FXは利益と損失を簡単に数倍にできるため、超ハイリスク超ハイリターンの取引が実現できます。

これがFXが非常に危ない商品のイメージをもっている原因となっています。

まとめ

以上、個人投資家が投資しやすい金融商品のご紹介でした。

他にも先物取引や実物資産の金など投資対象はたくさんあります。
最近では新しく暗号通貨も話題になってきましたね。

まずは今回あげた金融商品をしっかり覚え、基礎を固めて資産運用をしてみてください。