金融商品って値段が毎日ちがうじゃない?いつ買えばいいの?
買うタイミングに迷わなくなるテクニック「ドルコスト平均法」を紹介するね
資産運用のテクニックのひとつドルコスト平均法について説明します。
インデックス投資のように積立型の投資手法と相性のいいテクニックですよ。
ドルコスト平均法ってそもそもなに?
ドルのコストを平均するあのアレね
よくわかってないね?
ドルコスト平均法は金融商品の1単位あたりの価格を下げるテクニックです。アメリカ通貨のドルは関係ありません。
(関係なかったんだ。。。)
ドルコスト平均法では、特定の金融商品を[定期的]に[同じ価格分]だけ購入して全購入価格の引き下げを狙います。
……なにを言ってるの?
「ドルコスト平均法」は「支払うお金を一定にする買い方」なんだ。例を用いて説明するね
!! 同じお金でドルコスト平均法の方がたくさん買えているわ
ドルコスト平均法では価格が安いときにたくさん買うから、結果的に平均単価が低くなるんだ
毎月の購入を10000円とすると、2ヶ月目で株価が1500円となったときには6.7株しか買えません。1000円のときに10株買うより3.3株少ないですね。
しかし、3ヶ月目で株価が500円となったときは20株買うことができます。1000円のときに10株買うより10株多くなります。
2ヶ月目と3ヶ月目の平均株価は1,000円ですが、ドルコスト平均法では「安いときにたくさん買う」ため株価1000円のときに20株買うよりも多く買うことができるのです。
ドルコスト平均法のメリット
- 平均単価を下げることができる
- 高いときに全資金でまとめて買わないで済む
- 投資する商品の徹底的な調査が不要になる
「高いときに全資金でまとめて買わないで済む」ってどういうこと?
さきほどの図の2ヶ月目でまとめて購入してしまうと、他の月にまとめて買うより株式をたくさん買うことができません。
ドルコスト平均法では買うタイミングを分散するため、高いときに全資金でまとめて買ってしまうことにならないのです。
なるほど!損するタイミングでお金を使い切る心配がないのね!
損するタイミングを見極めなくていいから、投資する商品の研究があまりいらないのもメリットだね
ドルコスト平均法のデメリット
- 安いときに全資金でまとめて買えない
- 面白みがない
大損しないけど、大儲けもできないんだよ
さきほどの図の3ヶ月目でまとめて購入できればたくさんの株式を買うことができます。
ドルコスト平均法では買うタイミングを分散するために、安いときに全資金でまとめて買うことができないデメリットがあります。
一気に儲からないじゃない!
大損しないための経費だね
他にも企業研究が必要ない分「予想があたった!」みたいな楽しみ方もできないよ
ドルコスト平均法まとめ
デメリットを考えても、安定して運用するにはけっこういいやり方ね
何をしたいかによるけど、長期投資には向いてるね
ドルコスト平均法のお話でした。
ドルコスト平均法は長期的かつ安定的に資産を増やす、積立型の資産運用に向いたテクニックです。
インデックス投資と非常に相性のいい投資手法ですので、このサイトではドルコスト平均法を推しています。
簡単に仕組み化できて、ほったらかし運用できる点もドルコスト平均法はインデックス投資と相性がいいですね。
しかし、決して万能な投資手法ではなくデメリットとして挙げたとおりに「大儲けができない」などの良くない点ももちろんあります。自分の性格や投資スタイルにあうかどうかはキチンと確認した上で活用してくださいね。