バランスファンドってなんなの?
バランスファンドは、各資産クラスが組み合わさった投資信託だよ
投資信託には個別の資産クラス(国内株式や先進国債権)だけを扱う投資信託と、資産クラスを組み合わせた投資信託であるバランスファンドがあります。
なにが違うのか見ていきましょう。
Contents
バランスファンドとは
バランスファンドは定食だと考えてもらえばイメージしやすいかな?
定食!?
食堂にご飯を食べにいくと、牛丼やラーメンなど単品で売っている商品と焼き魚定食などいろいろな食べ物を組み合わせてバランス良く売っている商品がありますよね。
牛丼単品ではお米やお肉は取れますが、あまり野菜は取れません。野菜を取るためには、別にサラダ単品を取る必要があります。
焼き魚定食ではお米やお魚に加え、副菜で野菜がバランス良く取れます。追加でサラダを頼まなくても野菜が取れるんですね。
バランスファンドは、国内株式や先進国債権など各資産クラスが既に組み込まれている商品となるため、バランスファンドだけでいろいろな資産を運用できる商品になります。
バランスファンドのメリット・デメリット
なんとなくバランスファンドのイメージはついたけど、既に組み合わせた商品だとどんないいことがあるの?
各資産の商品を自分で組み合わせるときと比べたメリット・デメリットを見てみようか
バランスファンドのメリット
- 自分で資産配分を考える必要がない
- 資産配分を自分で細かく調整できない
- 自分でメンテナンスをする必要がない
メンテナンスをする必要がないってどういうこと?
自分で資産配分を考えた場合、時間が経つにつれてもともと考えていた資産配分が崩れることがあります。
たとえば国内株式:先進国株式を50:50で購入した場合でも、国内の経済成長がイマイチで他の先進国が経済成長したら40:60になってしまいます。
もともと50:50の配分で運用をしていたので、40:60を50:50に戻す必要があります。バランスファンドでは、このメンテナンスは自動でやってくれるんです。
メンテナンスについて詳しく知りたい人は「リバランスの記事」を読んでね
バランスファンドのデメリット
- 細かい資産配分の調整ができない
- 自分の状況が変わっても資産配分の変更ができない
- 手数料が高くなりがち
自分の状況が変わっても変更できないってどういうこと?
資産配分を考えるとき、たとえば株式や債券の配分を年齢で考える方法があります。
若いうちは失敗してもリカバリーできるため、リスクの高い株式をメインに運用し、歳をとるにつれてリスクの低い債券をメインに移行する考え方です。
バランスファンドでは資産配分が決まっているため、自分の状況が変わっても資産配分を変更することができないんですね。
バランスファンドが向いている人ってどういう人?
結局、バランスファンドが向いている人ってどんな人なの?
- メンテナンスいらずで完全放置にしたい人
- 手数料の安さより完全放置に魅力を感じる人
- 納得できる資産配分のバランスファンドがある人
バランスファンドでの運用に向いている人は、メンテナンスいらずの楽な運用をしたい人です。
細かい調整より完全に放置できることにメリットを感じる方に向いています。
完全放置にメリットを感じ、各バランスファンドの資産配分を見て納得できる人にオススメですね。
おすすめのバランスファンドについて「おすすめバランスファンド」を見てね
まとめ
バランスファンドは資産配分が既に行われている便利な商品です。
メリット・デメリットを自分で組み合わせるかバランスファンドを使うか考えてみてくださいね。
バランスファンドと自分で組み合わせた場合の比較は「バランスファンドと自分ファンドの比較」を読んでね