ネット証券はどれを開設すればいいのかしら
インデックス投資をする上でオススメのネット証券を紹介するね
ネット証券の開設はお済みでしょうか?
インデックス投資をやるのであれば、手数料が安いネット証券での運用がオススメです。
今回は、インデックス投資をやる上でオススメのネット証券を紹介、比較していきますね。
Contents
資産運用に使うネット証券はどこにすべきか
インデックス投資をやるためにはインデックスファンドと呼ばれる投資信託を購入する必要があります。
投資信託を購入できる販売機関は証券会社や銀行をあわせて数百社あるんですが、実はオススメの投資信託を扱っているかどうかを確認するだけで4社に絞ることができます。
まず、インデックス投資に向いた低コストのインデックスファンドには以下があります。
- ニッセイアセットマネジメント
- たわらノーロードシリーズ
- iFreeシリーズ
- eMAXIS Slimシリーズ
これらの投資信託を全て扱っているのは以下の4社になります。
- SBI証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- カブドットコム証券
この4社が口座開設候補になります。それぞれを比較していきましょう。
口座開設候補のネット証券を比較しよう
連携できる銀行サービスはあるの?
同じグループ会社に銀行がある証券会社は、銀行と証券会社を連携させることが可能です。
該当する銀行口座を持っている方は、それで開設する証券口座を決めて問題ないくらい銀行との連携は便利です。
証券会社 | 銀行 |
---|---|
SBI証券 | 住信SBIネット銀行 |
マネックス証券 | なし |
楽天証券 | 楽天銀行 |
カブドットコム証券 | なし |
該当する銀行は住信SBIネット銀行と楽天銀行ですね。
銀行と証券を連携することで、ワンクリックで振替ができるようになるほか、さまざまな特典がつきます。
住信SBIネット銀行は証券会社と連携すると他行振込が月3回手数料無料、各種コンビニATMとゆうちょATMでの引き落としが月5回手数料無料になります。さらに手数料無料の回数は残高に応じて増えていきます。振込無料は色々なことに使えるので便利ですね。
楽天銀行は証券会社と連携すると普通預金の金利が0.1%になります。メガバンクの金利が0.001%なので100倍ですね。
住信SBIネット銀行、楽天銀行のどちらも持っていない方は好きな証券会社を選んでいいですが、もしSBI証券か楽天証券を開設するのであれば、銀行もあわせて開設することをオススメします。
銀行との連携は本当にオススメだよ
手数料無料入金の対応銀行・ATMは?
メインバンクが対応している証券会社を開設すると便利だよ
証券会社で投資信託を購入するためには、証券口座にお金を入れる必要があります。証券口座への入金は手数料無料がありがたいですね。
各社の手数料無料で入金できる銀行、ATMは以下の通りです。
SBI証券の提携銀行
- 近畿大阪銀行
- 埼玉りそな銀行
- ジャパンネット銀行
- 住信SBIネット銀行
- スルガ銀行
- セブン銀行
- みずほダイレクト
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJダイレクト
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- りそな銀行
SBI証券の提携ATM
- セブン銀行ATM(7〜19時)
- ゆうちょ銀行ATM
マネックス証券の提携銀行
- ジャパンネット銀行
- ソニー銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
マネックス証券の提携ATM
- マネックスセゾンカードが利用できるATM
マネックスセゾンカードはマネックス証券のキャッシュカードとセゾンのクレジットカードを一体化させたカードです。
具体的にはセブン銀行とゆうちょ銀行が無料だよ
楽天証券の提携銀行
- イオン銀行
- ジャパンネット銀行
- セブン銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- りそな銀行
楽天証券の提携ATM
- なし
カブドットコム証券の提携銀行
- じぶん銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- 大垣共立銀行(自動引落のみ)
- ジャパンネット銀行(自動引落のみ)
- スルガ銀行(自動引落のみ)
- みずほ銀行(自動引落のみ)
カブドットコム証券の提携ATM
- なし
サポートが手厚いのはどこ?
第三者の評価機関HDI-Japanが出した「2016年問い合わせ窓口格付け」をもとに、各社のサポートがどうなのか見てみましょう。
Webサポート格付け(上限:★★★)
証券会社名 | 評価 |
---|---|
SBI証券 | ★★ |
マネックス証券 | ★★ |
楽天証券 | ★★★ |
カブドットコム証券 | ★★★ |
Webサポートは利用者視点で使いやすいか、初心者にわかりやすいか、チャットやリモートなどサポート選択肢が豊富かを基準に判断されています。
問い合わせ窓口格付け(上限:★★★)
証券会社名 | 評価 |
---|---|
SBI証券 | ★★ |
マネックス証券 | ★★ |
楽天証券 | ★★★ |
カブドットコム証券 | ★ |
問い合わせ窓口は丁寧で顧客にあわせた説明ができているか、担当者ごとのばらつきがないか、顧客ニーズにキチンと応えられているかを基準に判断されています。
どちらも楽天証券の評価が高いね
投資信託保有によるポイント付与は?
実は投資信託は保有していると証券会社独自のポイントが付与されます。
このポイントは各社オリジナル商品のほか、電子マネーと交換することができます。あくまでオマケですが、付与されるポイント数は保有している投資信託の残高に比例して増えるため、積立投資を続けていると侮れない金額になりますよ。
証券会社名 | 保有ポイント | 購入ポイント |
---|---|---|
SBI証券 | 0.1% (1000万以上で0.2%) |
なし |
マネックス証券 | 0.08% | 税抜き手数料の1.5% |
楽天証券 | 50万円以上~200万円未満:50ポイント 200万円以上~400万円未満:100ポイント 400万円以上~600万円未満:150ポイント 600万円以上~800万円未満:200ポイント 800万円以上~1000万円未満:300ポイント 1000万円以上~2000万円未満:500ポイント 2000万円以上:1000ポイント |
積立利用時、税抜き手数料の1.0% |
カブドットコム証券 | なし | なし |
参考までに100万円保有時、1000万円保有時のポイントは以下の通りです。
証券会社名 | 100万円保有時 付与ポイント数 |
---|---|
SBI証券 | 1000ポイント (1000円相当) |
マネックス証券 | 160ポイント (800円相当) |
楽天証券 | 50ポイント (50円相当) |
カブドットコム証券 | なし |
証券会社名 | 1000万円保有時 付与ポイント数 |
---|---|
SBI証券 | 20000ポイント (20000円相当) |
マネックス証券 | 1600ポイント (8000円相当) |
楽天証券 | 500ポイント (500円相当) |
カブドットコム証券 | なし |
SBI証券やマネックス証券が圧倒的におトクに見えますね。
ただ、実はSBI証券やマネックス証券のポイント付与には例外があり、低コストのインデックスファンドはポイント付与にペナルティがつきます。
低コストのインデックスファンド選択時はSBI証券では一律0.05%、マネックス証券では0%となります。
オススメしたい低コストインデックスファンドはほとんどがペナルティ対象となっているため、オススメの投資信託を購入した場合のポイント付与率は以下の通りです。
証券会社名 | 保有ポイント | 購入ポイント |
---|---|---|
SBI証券 | 0.1%(0.2%)→0.05% | なし |
マネックス証券 | 0.08%→なし | なし |
楽天証券 | 50万円以上~200万円未満:50ポイント 200万円以上~400万円未満:100ポイント 400万円以上~600万円未満:150ポイント 600万円以上~800万円未満:200ポイント 800万円以上~1000万円未満:300ポイント 1000万円以上~2000万円未満:500ポイント 2000万円以上:1000ポイント |
積立利用時、税抜き手数料の1.0% |
カブドットコム証券 | なし | なし |
一気に減ってしまいましたね。
ポイントサービスは頻繁に制度改正をしていますし、サービス自体がなくなる可能性もあります。あくまでオマケ程度に考えてくださいね。
ポイント制度はいつなくなるかわからないから、ここを基準に判断しないようにね
投資信託の積立購入金額はいくらから?
投資信託で積立運用を行う場合の購入可能金額は以下の通りになります。100円以上1円未満なら、最低100円から投資信託を積み立てることができます。
証券会社名 | 購入可能金額 |
---|---|
SBI証券 | 100円以上1円単位 |
マネックス証券 | 100円以上1円単位 |
楽天証券 | 100円以上1円単位 |
カブドットコム証券 | 500円以上1円単位 |
カブドットコム証券だけが最低500円、他証券は100円からの購入が可能です。
実店舗型の証券会社だと、最低10000円で5000円単位だったりするんですが、紹介したネット証券は優秀すぎてあまり差がつきませんでしたね(汗)
100円や500円の購入って意味があるのかしら?
資産形成はできないけど、初心者が「投資になれる」という意味では効果があるよ
その他の特典はなにかある?
他の特筆すべき点を紹介しますね。
楽天証券なら日経新聞が無料
楽天証券は口座を開設すると以下の日本経済新聞社の出版物が無料で読めます。
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)
- 日経産業新聞
- 日経MJ
経済情報をキチンと把握したい社会人には非常に便利な特典ですね。
日経新聞が無料って太っ腹ね
カブドットコムは国内ETFが手数料無料
カブドットコム証券では、国内のETF(上場投資信託)を手数料無料で買うことができます。ETFの手数料無料はカブドットコム唯一のサービスです。インデックスファンドだけでなく、ETFでの運用も考えているのであればカブドットコム証券は開設候補になりますよ。
ETFについては「ETFってなに?」を読んでね
まとめ
おすすめネット証券についてのお話でした。
結局、どこがいいのかしら
そこまで大きく欠点のある証券会社はないから、持ってる銀行口座で決めていいよ
紹介した証券会社は、どこも優秀ですので自分が持っている銀行口座に対応した証券会社で口座開設してもらえれば問題ありません。
銀行口座の開設込みでやるなら、銀行との連携が便利なSBI証券か楽天証券がオススメです。
この記事がこれから口座開設する人の参考になれば幸いです。