インデックスファンドってなに?
インデックス(指標)に連動するファンドだね
投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドの2種類があります。
インデックスファンドは少額から始められて、プロの投資家に運用を任せることができ、安定した資産運用ができる仕組みです。
投資信託を運用する上で知っておきたいインデックスファンドについてお話しますね。
Contents
インデックスファンドってどういう意味?
インデックスは「指標」のことで、ニュースで聞く「日経平均株価」や「TOPIX」などの経済指標のことです。
ファンドはプロの投資家によって運用される金融商品です。
ファンドでは、プロの投資家がみんなからお金を集めて色々な会社の株式や債券を買って運用します。運用している株式や債券の「詰め合わせ」を切り分けて投資家に売っているのがファンドです。
みんなからお金を受け取って運用して、成果はお金に応じて山分けだよ
これにより投資家は、多くの株式や債券に分散して投資をすることができるのです。
インデックスファンドはファンドの中でも、TOPIXなどの経済指標と同じ値動きをすることを目的に運用されるファンドを指します。
インデックスファンドについて、詳しく教えて!
インデックスファンドについてもう少し詳しく教えてくれる?
インデックスファンドは経済指標と同じ値動きを目的にしています。
経済指標を上回ることを目指すアクティブファンドを運用するときは、プロの投資家が市場調査や企業分析を行い「どの株を組み込むか」を決めます。
しかしインデックスファンドでは経済指標と同じ値動きを目指すため「TOPIXと同じにするには、A社の株式を10株売って、B社の株を5株買えば良い」とコンピューターで計算することができます。
市場調査や企業分析が不要で、計算もコンピューターで行えるためコストを抑えた運用がインデックスファンドではできるんですね。そのため、インデックスファンドは手数料などがアクティブファンドより安く設定されています。
インデックスファンドの種類
インデックスファンドは色々ありますが、それぞれが経済指標に連動しています。
日本の経済指標!TOPIX(東証株価指数)
TOPIXはニュースで見たことあるわ
ニュースで見たことありますよね。TOPIXは日本の景気を表す指標で、数字の大きさがそのまま日本の景気を表しています。
ちなみに「TOPIX」は東証株価指数のアルファベット表記になります。
ダウ平均株価
「ダウヘーキン」って言葉は聞き覚えがあるわ
アメリカ版 TOPIXのようなもので、数字の大きさがアメリカの景気を表しています。
他にも経済指標はいろいろあります。単独の経済指標だけでなく、日本の株式と海外の株式など複数の経済指標を組み合わせたファンドもあるので、インデックスファンドは多くの種類がありますよ。
経済指標もいろいろあるのね
「インデックス投資に役立つ経済指標」も読んでみてね
インデックスファンドのメリット・デメリット
インデックスファンドについてだいたいわかったわ
メリットとデメリットを説明するね
インデックスファンドがどういったものかわかったところで、具体的なメリット・デメリットについて整理します。
メリット
手数料が安い
半分機械化できる指標に連動する運用ですのでコストがおさえられ、投資家も安く買うことができます。
手数料については「インデックスファンドとアクティブファンドの違い」も見てね
リスクが小さい
高い分散効果が期待できるため、資産が一気に減るリスクを抑えることができます。
詳しくは「分散投資」の記事を見てね
安定した利益が見込める
世界全体の経済は年間4%成長しています。経済と連動することで安定した値上がりが期待できます。
デメリット
大きく儲かることはない
経済指標は複数の会社の株式で決まります。
どこかの会社が大きく値上がりしても、経済指標で見ると値上がり幅は小さいですし、他の会社の値下がりと打ち消しあってしまう恐れもあります。
投資の楽しさは少ない
「がんばって調べて買った株式が値上がりした!うれしい!」といった投資の面白さはインデックスファンドでは味わうことができません。
まとめ
インデックスファンドについてのお話でした。
投資をしてみたいけれど、自分で会社や株式のことを調べるのはめんどくさい!という方に向いた商品になっています。
リスクを抑えてゆるやかなリターンが得られる、これから投資を始める人におすすめの金融商品になります。