アクティブファンドってなにがアクティブなの?
積極的に運用するからアクティブなんだよ
投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドの2種類があります。
アクティブファンドは少額から始められて、プロの投資家に運用を任せることができ、うまくいけば大儲けできる仕組みです。
投資信託を運用する上で知っておきたいアクティブファンドについてお話しますね。
アクティブファンドってどういう意味?
ファンドはプロの投資家によって運用される金融商品です。
ファンドでは、プロの投資家がみんなからお金を集めて色々な会社の株式や債券を買って運用します。運用している株式や債券の「詰め合わせ」を切り分けて投資家に売っているのがファンドです。
投資家は少額から多くの株式や債券に分散して投資をすることができるのです。
みんなからお金を受け取って運用して、成果はお金に応じて山分けだよ
アクティブファンドはファンドの中でも、TOPIXなどの経済指標を上回る成果を目的に運用されるファンドを指します。
アクティブファンドについて、詳しく教えて!
アクティブファンドについてもう少し詳しく教えてくれる?
アクティブファンドは経済指標を上回る成果を目的にしています。
経済指標とは、「日経平均株価」や「TOPIX」などが有名ですね。
これらはいくつかの会社の株価の平均をとっています。
経済指標は平均値ですので、平均を上げている会社もあれば、下げている会社もあるわけです。
アクティブファンドを設計・運用するプロの投資家は平均を上げると思われる会社の株を買い集め、できあがった「詰め合わせ」を投資家向けに販売するのです。
アクティブファンドの種類
アクティブファンドは投資対象によって種類が分かれます。
グロース(成長株)ファンド
グロース株と呼ばれる、これから成長が見込める会社の株式をメインに投資するファンドです。
例えば、東京オリンピックが2020年にありますのでオリンピック開催前のスポーツ用品会社などはグロース株と言えますね。
バリュー(割安株)ファンド
バリュー株と呼ばれる、本来の株価価値よりも割安な価格になっている会社の株式をメインに投資するファンドです。
例えば、リーマンショックにより日本全体の株式価格が下がったときは、本来の企業価値よりも株価が下がっていた企業が多かったため、多くの会社がバリュー株になっていました。
大型株ファンド
発行済株式数や時価総額をもとに、大型の企業をメインに投資するファンドです。
比較的値動きが小さい、安定した運用ができます。
中小型株ファンド
大型株と比べて、規模の小さい企業をメインに投資するファンドです。
中小型株は市場に出回っている数が少ないため、市場での売買の影響が大きく出ます。
事業のつまづきなどによる下落の影響が大きいですが、事業が成功したときの上昇幅も大きい、リスクの高いファンドになります。
いろいろあるのね!
アクティブファンドの値動きの特徴
過去のデータから作られた、アクティブファンドとベンチマーク(経済指標)、インデックスファンド(パッシブファンド)の値動きのイメージグラフが以下です。
出典元: 楽天証券
インデックスファンド(パッシブファンド)は経済指標に連動して動くように作られたファンドで、しばしばアクティブファンドと比較されます。
アクティブファンドが経済指標を上回っている時期もあれば、下回っているときもあることが分かります。
はまれば強いアクティブファンドですが、リスクも高いので自分の資産状況や性格に合った投資をしましょう。
まとめ
アクティブファンドについてのお話でした。
投資をしてみたいけれど、自分で会社や株式のことを調べるのはめんどくさい!という方に向いた商品になっています。
購入の際には「インデックスファンドとの比較記事」をご覧になってから検討してください。